薬屋のひとりごと 7巻

はじめは深夜に放送されていたアニメで知りました。生業が同じため、興味が湧いたのです。主人公の猫猫(まおまお)も面白いキャラクターで気に入ってしまいました。アニメも終わり、小説でも読んでみるかと本屋へ行っても在庫がありません。仕方なく諦めると、当店のお客様が全部そろえているそうで、私に貸してくれました。当店で情報提供として発送しているDM「漢方一色」に以前、このアニメを話題にしたことで、そのお客様も興味を持ってくれていたそうです。嬉しいですね。

早速読んでみると、いくつか高貴薬と言われる有名な生薬、「牛黄、鹿茸、冬虫夏草」などの後に、「雪蛤(ハスモ)」というカエルの生薬が登場しました。スイーツとして食べられていましたが、女性の発育を目的にしていたようです。カエルの動物製剤といえば、当店だと「艶麗丹(えんれいたん)」になります。調べてみると主成分の哈士蟆油(ハシマユ)に使われるカエルは、雪の下で冬眠することから、別名「雪蛤」と言われているそうです。

艶麗丹は、女性の健康によいとイスクラ産業から発売されましたが、子宝相談など様々な用途があります。いや~良い勉強になりました。